頚椎ヘルニア手術のリスク

頚椎ヘルニアの手術のリスク

頚椎カラー

頚椎ヘルニアを発症した場合、病院などでは主に患部を固定し安静にさせために、頚椎カラーという固定具をつける固定療法や、首や肩などを温めることにより血液の流れをスムーズにして筋肉のコリをほぐす温熱療法やマッサージ療法、また痛みがある場合は消炎鎮静剤を服用したり、注射する薬物療法などが行われます。

病状が比較的軽い場合は、こういった治療法で早期に痛みや腫れ、こわばりなどを改善することは可能です。

しかし、椎間板から飛び出た組織が脊髄や神経を圧迫し、歩行障害や排尿障害など下半身に症状が見られる場合や強い痛みを感じる場合、椎間板の損傷が激しい場合、そして様々な治療法を続けても病状が改善されない場合などは医師の診断により手術が必要とされるケースもあります。

ただし、頚椎ヘルニアの手術はとても難しく、圧迫してる組織を取り除く際に神経や脊髄を傷つけると下半身に障害が残ったり、気道や食道につながる神経が傷つくと声がでにくい、食べ物がのみこめないといった障害が生じるといったリスクもあります。

更に、頚椎はとてもデリケートな部位なので血管を傷つけて出血が止まらなくなり、溜まった血が血管を圧迫して様々な病気を併発したり、手術の傷口からバイキンが入って感染症を起こしたり、麻酔による後遺症に苦しむといったリスクも挙げられます。

また、損傷した神経や脊髄を修復するというわけではないので、損傷が激しいと回復が難しく、手術しても症状がよくならないというリスクもあるなど、頚椎ヘルニアの手術というのは治療法としては効果的ですが、必ずしも安全で万能なものではないというわけです。


できれば手術は避けたい

頚椎ヘルニアの手術を行えば、完治できるのかという疑問がありますが、実のところ、必ずしも完治できるわけではありません。

他のページでもご説明したとおり、そうでない方がたくさんおられるのです。もちろん手術によって、症状が改善された方も中にはおられるものと思いますので、それ自体を否定するものではありません。

できれば避けたい頚椎手術

しかしやはりそのリスクの高さから、必ずしもお薦めできるものではありません。

また、実際に手術をしなければならないほどの重症の頚椎ヘルニア患者の方が、手術をせず、改善できたという治療法もあります。その治療法事自体には、全くリスクがありませんので、順番からいくとそのような治療法をまずは試してみる、ということになるかと思います。

しかしながら、すぐにでも手術をしなければ危険な状態に陥る可能性が高いというような方も当然おられるとは思いますので、そのような方は、もちろんこの限りではありません。